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写真家 岡嶋和幸氏 ジッツオ オーシャントラベラーを使って「滝」「海」を撮影 2

2011/06/08

ジッツオ オーシャントラベラーでの「滝」「海」撮影リポート ~滝の撮影編  
   
水をテーマにした作品を数多く撮影されている写真家の岡嶋和幸氏。
岡嶋氏に、発売されたばかりのGITZOの「オーシャントラベラー」を使用いただき、海や渓流での撮影を行ってもらいました。
今回は、第2回目、「滝の撮影編」をお届けします。
足場が不安定な滝の撮影で、「オーシャントラベラー」の使用感はどのようなものだったのでしょうか?
 フォトグラファー 岡嶋和幸 
   
 オーシャントラベラー滝の撮影編 ~水の躍動感

以下、岡嶋氏リポート
 
   
【三脚で画面全体のブレ防止】
滝や渓流を撮影するとき、動感を表現するために、低速シャッターで水の流れを意図的にブラして撮影することがよくあります。
このような撮影には、三脚は必須となります。というのも、三脚なしでの撮影となると、水の流れはおろか画面全体がブレてしまい、ただの失敗写真になってしまうからです。

また、離れたところからでなく、滝の真下から撮影すると、右のように、迫力のある写真に仕上がります。

 岡嶋和幸、ジッツオオーシャントラベラーで滝を撮影
   
【カメラを固定してブレを防ぐには】
カメラを三脚に固定して撮影するときは、ライブビュー機能を利用すると便利です。
また、シャッターボタンを押したときにカメラがわずかに揺れてしまうことがありますので、レリーズを使用する撮影が理想です。特にシャッター速度が遅いときには、ブレてしまって写真がシャープに仕上がらないことがあるので、レリーズを使います。レリーズがないときはセルフタイマーを利用するとよいでしょう。

滝や渓流の撮影では足場が悪いだけでなく、ベストポジションが水の中ということもあるのですが、私の場合、夏はサンダル、冬は長靴を履いて水の中に入ります。
また、岩などの上に立って撮影できる場合でも、三脚は水の中ということもありますので、どんなにしっかりした三脚でも不安定になりがちです。しかも、水の抵抗で三脚が揺れてしまうこともあるので、写真がブレてしまった経験もあります。
オーシャントラベラー三脚のよいところは、脚が細いため水の抵抗が少なく、水の中でも安定感があるところですね。 写真もブレることなくシャープに仕上がりました。

 岡嶋和幸、ジッツオオーシャントラベラーで滝を撮影
   
【傾斜のある場所での撮影時の注意】
傾斜のある場所では、脚の長さをそれぞれ調整して水平を保つことで安定させるのですが、撮影ポジションを動かすたびに頻繁に微調整する必要があり、手がかかります。
GITZOには、そういった操作をスムーズにする「Gロック」システムを搭載した三脚もあり、使い勝手が良かったのですが、
このオーシャントラベラーには、「Gロック」をさらに進化させた「オーシャンロック*」が採用されており、一段とスムーズな撮影が可能となりました。
「オーシャンロック」のおかげで、伸縮時にチューブやロック機構内に水や砂などが入り込みにくく、素早くスムーズに操作することもできました。

*「オーシャンロック」とは、ロック両端の特殊なインサートにより、チューブやロック機構内への水や砂の浸入を最小限に食い止めることができるシステムです。チューブ内に浸入した僅かな水も、ステンレス製の脚上端部に備えられた特殊なじょうご状の穴から流しだすことができます。

 岡嶋和幸、ジッツオオーシャントラベラーで滝を撮影
   
【安定性の高さでカメラを守る】
渓流の場合、川底が平らでなく、水の流れもあるため、三脚ごとカメラが転倒して水没してしまう恐れもあり、非常に心配になります。

オーシャントラベラー三脚は、ジッツオ1型であるため、見た目だけですとすごく頼りなく感じます。
が、脚が細いため水の抵抗が少なく、2型や3型といった脚が太めの三脚よりも安定性が高いように感じました。
脚の付け根がステンレス製ということもあって、従来のトラベラー三脚よりもウエイトバランスが良いようです。

 岡嶋和幸、ジッツオオーシャントラベラーで滝を撮影
   
左写真のようにセンターポールを全部伸ばした状態でも安定性は損なわれませんでした。ボール雲台もカメラやレンズの重みで緩むようなこともなく、オーシャントラベラー三脚は想像以上に優秀でした。

風が強い状況では試していませんが、デジタル一眼レフカメラと大口径レンズの組み合わせで、水の中でなく一般的な撮影用途でも問題なく使えると思います。
しかも、軽量コンパクトであるため、旅行など三脚の携行が負担に感じられるようなシチュエーションで何かと重宝すると実感しました。

次は、いよいよ海に持っていって使用したいと思います。

 岡嶋和幸氏、ジッツオオーシャントラベラーで滝を撮影
  (状況撮影:小山浩司 )
→ <続き> GITZO オーシャントラベラーでの「滝」「海」撮影リポート ~海の撮影編3  
 <岡嶋和幸氏 プロフィール>
1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。
スタジオアシスタント、写真家の森健児氏、沼田早苗氏の助手などを経てフリーランスとなる。
世界を旅して、詩情豊かなスナップ作品を発表。近年は主にアイルランドやスコットランド、ミャンマーに足繁く通って作品作りに励んでいる。写真集「ディン グル」(ソフトバンク クリエイティブ)ほか著書多数。2008年の「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)に続いて、2009年は「潮彩」(ペンタックスフォーラ ム)と「学校へ行こう! -ミャンマー・インレー湖の子どもたち-」(キヤノンギャラリー)の2つの写真展を開催する。岡嶋和幸フォトブログ http://kazuyuki-okajima.com